★完★ヤンキー彼氏と×イチ子持ち
週末…



パパは仕事が終わるとアパートに来た。



今日は母親が来るから、わざわざ仕事を早くに切り上げてくれたんだろう。



夕方、慶は久し振りに見たパパにくっついて離れない。



慶は本当のパパだと思っている。


いっぱい、パパに甘えていた。



慶は、

「ママね…
時々泣いてるの…」



と、パパに言っているのが、キッチンに居た私は耳にした。


慶の前では見せていないつもりでも、子供はわかっているんだね…



私は、ママ失格だなぁ…



と一人溜め息をついた。



その時、私の頭をポンポンと押さえ、パパが顔を覗き込む。



普段通りを装ったつもり…



でも…
パパもわかっていたらしく。


「つよがんなよな!」



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