★完★ヤンキー彼氏と×イチ子持ち
ピンポーン



私は母親が来たと気付き、慌てて玄関に急いだ。



「こんばんは。」

と母親。



パパも玄関まで来て…


「今日はわざわざすみません…」



軽く頭を下げながら挨拶するパパ。


「入って…」



とリビングまで母を誘導する私。





三人リビングで話が始まる。



「お母さん、今日来たのは、あなたに色々聞きたくてね…」


母親はパパの顔を真直ぐ見ていた。


パパも母親の顔をじっと見ていた。


いつになく、真剣なパパに私はドキッとした。



頼り甲斐のあるパパの姿に…


胸をうたれた。



私はパパの隣りに座っていたので、母親の顔とパパの顔を行ったり来たりして見ていた。


「俺は明希と真剣に一緒になりたいと思っています。」



言い切ったパパ。しかし、母は。



「でも、反対されてるんでしょ。それをあなたがなんとかしないと、一緒になれないよ。」



「はい。わかっています。何とかするつもりで頑張っていますが…やっぱり時間がかかりそうです…」



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