幼なじみだけどそうじゃない・・・!!
このままじゃ得点は貰えない。せめて3位になれれば・・・!

第2走者は澤くん。

ちーくんで霞んで見えているかもしれないが、澤くんも裏で人気がある。

その点で言えば飛奈ちゃんとお似合いだと思うんだけど・・・。


「速くしろ澤ぁ!!!!」


飛奈ちゃん自身あんまり興味無いんだろうなぁ。

一生懸命走っている澤くんに向かって喝を入れている。

そしてバトンが第3奏者の飛奈ちゃんに渡った。

澤くんの頑張りのおかげでだいぶ3位との距離はなくなっている。


「飛奈ちゃん頑張れぇぇ!!!!」
「いける!抜けるよ!!後ちょっと!!」


普段出さないような大声で私とゆめちゃんは叫ぶ。

コーナーに差し掛かった時、飛奈ちゃんはギリギリ3位の子を抜いた。


「やったやったやった飛奈ちゃんやった!!!」
「このまま行けー!!!」


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