幼なじみだけどそうじゃない･･･！！
それを身に付けた一華はきっと想像以上に可愛いだろうなと無意識に考えてしまった。

俺はどこまで一華のことが好きなのだろう。

考えだしたらキリがない。

そして予定より早く決ったことから、ついでに役割決めも行うことになった。

実行委員、衣装係、買い物係、広報係、道具係、内装係がある。

各自いつものグループごとに集まって何にしようかと相談を始めた。

特にこだわりはないが、実行委員と広報係は当日も仕事があると言うので嫌だ。

楽したい。

買い物係が1番楽そう。

こういう時一華が隣の席だったら何がしたいかとか聞けたんだけどな、とまた落胆していると当然のように和哉が傍に来て、そっと耳打ちしてきた。

言っちゃ悪いかもしれないが男からの耳打ちとか鳥肌モノだと思う。


「なー千景。糸瀬さんと同じ係にしてやろーか？」


和哉は失言をして以来何かを気を使うようになっていた。


「は、そんなこと出来んの？」
「毛利に言えば多分」
「それお前が毛利と同じ係になりたいだけだろ」
「あ、バレた？」
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