幼なじみだけどそうじゃない・・・!!
一華と両思いだということが発覚して以来、何故か一華と上手く話せていない。

文化祭の係活動のときだって姫野の後ろに隠れている。

毛利はニマニマしながらこっちを見てくるし。

どうせ一華から話聞いているんだろうから2人で話せるように協力してくれたっていいじゃないか。
もちろんあからさまではない程度に。

こっちは内心浮かれまくっているというのに一華は違うのだろうか。

周りの人にバレたくないという一華の気持ちも理解できる。

だがふとした瞬間、もしかして一華の「好き」は恋愛的な意味ではなく、幼なじみとしてのものだったのだろうかという不安が襲ってくる。


(それは流石にないよな。・・・ないよな?付き合ってくれるかという問に対して頷いたわけだし)


ネットの情報によると"好き避け"らしい。



(・・・・・・本当か?合ってるのか?)


そんなこんなで悶々としていると、和哉が珍しく真顔で口を開いた。
< 177 / 200 >

この作品をシェア

pagetop