幼なじみだけどそうじゃない・・・!!
私が照れに照れて逃げまくった結果なので自業自得だ。

ちーくんからしてみれば付き合えたと思ったらいきなり避けられて意味が分からなかっただろう。

そのせいで今微妙な空気が漂っている。

だからと言ってこのまま突っ立っていては、誰かに2人きりでいる所を見られてしまうかもしれない。

それだけは避けないと。

もしバレたら半田さんのときの二の舞になりかねない。

思い出すだけでも震えてくる。
あの時の圧は本当に怖かった。

そらに私達の様子を見かねてわざわざ2人きりにしてくれた飛奈ちゃん達を無下にはできない。


(・・・まぁ遊び半分だとは思うけどね?うん)


よし、と拳に気合を入れてちーくんの向き合った。


「と、とりあえず帰らない?」
「そ、そうだな」


1週間ぶりの会話は両者ともとてもぎこちないものだった。

でも目を逸らさずに真っ直ぐと向き合ったことで告白した日をまた鮮明に思い出した。

そんな私に気づかないのかちーくんはぎこちない手つきで帰りの支度をしている。

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