幼なじみだけどそうじゃない・・・!!
もう既に準備を終えていた私は教室の周辺に誰かがいないかキョロキョロと確認した。
(よかった、誰もいない)
今のうちに帰ろうとちーくんを促し、そのまま校舎を出た。
次に口を開いたのはちーくんの方で、それがきっかけで何気ない会話が続く。
「あー、あと文化祭で和哉が毛利に告るらしい」
ただこれだけは聞き捨てならなかった。
「!? 何それ凄い勇気だね。これが例の文化祭マジック!?」
「だろうな」
混乱する私を見て、俺も同じこと思った、とちーくんは頷く。
そっか。澤くんはついに明日飛奈に告るのか。
勝算はよく分からないけど、飛奈ちゃんは澤くんのこと嫌いではないんだろう。
丁度いいぐらいにからかえる人って思ってそう。
失礼だとかじゃなくて本当に。
何はともあれ澤くんにはちーくんの誕生日プレゼントを買うときに着いてきてもらった恩があるので頑張って欲しい。
それからまた別の話になって、ただこうして時間ばかりが過ぎていく。
(よかった、誰もいない)
今のうちに帰ろうとちーくんを促し、そのまま校舎を出た。
次に口を開いたのはちーくんの方で、それがきっかけで何気ない会話が続く。
「あー、あと文化祭で和哉が毛利に告るらしい」
ただこれだけは聞き捨てならなかった。
「!? 何それ凄い勇気だね。これが例の文化祭マジック!?」
「だろうな」
混乱する私を見て、俺も同じこと思った、とちーくんは頷く。
そっか。澤くんはついに明日飛奈に告るのか。
勝算はよく分からないけど、飛奈ちゃんは澤くんのこと嫌いではないんだろう。
丁度いいぐらいにからかえる人って思ってそう。
失礼だとかじゃなくて本当に。
何はともあれ澤くんにはちーくんの誕生日プレゼントを買うときに着いてきてもらった恩があるので頑張って欲しい。
それからまた別の話になって、ただこうして時間ばかりが過ぎていく。