幼なじみだけどそうじゃない・・・!!
え、めちゃくちゃ緊張するんだけど。


「一華ちゃん・・・?」
「おい」
「へっ!?え、何!?」


飛奈ちゃんに肩を叩かれて、飛奈ちゃんとゆめちゃんがそばにいることに気づいた。

ちーくんとの待ち合わせに動揺して周りが見えなくなっていたのだ。


「どーしたの?具合悪い?」


心配して顔を覗き込んできたゆめちゃんにひしっと抱きついた。


「緊張で動けない・・・・」


小刻みに震える私を受け止め、ゆめちゃんはよしよしと頭を撫でてくれた。


「また真島関係?」
「うん・・・まぁ、そう」


緊張して動きたくないのは本当だけど、さすがに行かない訳にはいかないので、移動しながらちーくんとの勉強会(仮)について説明をした。

本気で心配していたゆめちゃんは、私の話が進むにつれて目をキラキラさせ始めた。
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