私らと、ざまぁするぞ!〜冤罪で追放された令嬢に手を差し伸べたのは異世界の戦士たちでした。
この三人は、小さい頃からの付き合い、幼馴染とは先程銀太さんから聞いた。
だからって、こんなにもポンポンと次々会話が進められていくなんて、一緒にいる時間が相当長いのだと感じた。
「じゃーメシにすっか」
「早くぅー」
銀太さんが作った朝のお食事とは、どれも見たことのない料理ばかりだった。
白いどろどろの液体……よーぐると?牛の乳からできてるの?
すくらんぶるえっぐ?え?炒り卵?甘くてとろっとしてて美味しいよ、これ?
そーせーじ?肉を加工したもの?どうやって?何、この歯応え!プチーッて!
異世界料理、脅かされるばかり。
一番驚いたのは、こーひーという飲み物。
見た目ドス黒い薬湯。
豆を煎じた飲み物らしいが、香りがとても良い。味は渋かったが、牛乳とお砂糖を入れると、口当たりがとても良い飲み物に変化した。
確かに、こんな斬新なものを善見城で出された暁には、騒然とするかもしれない。
異世界料理、恐るべし。しかも絶対的な美味しさ。
働かざる者、食うべからず。
なので、朝の食事を終えると、私は食卓の片付けを率先して行う。
そんな中、この家に来客が訪れた。