私らと、ざまぁするぞ!〜冤罪で追放された令嬢に手を差し伸べたのは異世界の戦士たちでした。

8.かかお豆初体験!









「おはーっっす!」

「銀太、お腹空いたー」



上からの階段から足音がしたと思ったら、起きがけの姿そのままで揃って現れた。

寝惚け眼の聖威と、髪がボサボサのまま何故か元気な翼だ。



だが、翼は私が食卓でお茶を飲んでいる姿を見て「おや?」と目を見開く。



「舞空お嬢さん、朝早いねー!……ひょっとして、聖威のイビキがうるさくて眠れなかったとか?」

「失っ礼な!私はイビキなんてかかないぞ!」

「イビキかいてる本人はそんなこと知らないもんだぜー?……ぬ?で、朝っぱらから銀ちゃんとお茶飲んで語り合ってたワケ?……きゃー銀ちゃん、手が早いわぁぁ!」

「あほ。こっちの事情をもいろいろ説明してたんだよ。これから協力してもらうのに、説明ナシじゃ舞空が混乱するだろ」

「あ、そーいや銀太、月影に定期報告した?」

「おーしたした」

「フッフッ……捜査の前進具合にびっくらこいてたろ!な?な?」

「あー。聖威にひもじい思いさせんなって息巻いてた」

「……それじゃいつもと一緒だろ!ったく、あの総統は私を太らせる気か?!」

「総統にそんな口叩けんの、ルナドラグでは聖威、おまえだけだぜぃ?」



朝でも、こんなに速い調子の会話なの?!

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