君 想 い
痛っ...痛くない。

『おぃ.邪魔だ。』

突然前から声がした。

『すいません。』

(ヤバい.絶対悪い人だ。)
この悪そうな先輩に助けてもらったんだ。

『このラブレター俺にか?』

『えっと...』

(絶対勘違いしてる。怒らない断り方ないかな...)
 
しばらく沈黙が続く。
 
『いいよ。』

『ヘッ...?』

突然言われたから変な声が出てしまった。
 
(うわぁぁ-最悪。)

 
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