君 想 い
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(あれ...?わたし英語の授業のとき寝たよね。どうして高瀬隼人がいるの)
 
 
『先輩.ここどこですか?』 
『屋上。』

たばこをふかしながらさらっと言う。
 
『おぃ!!』

先輩が急に呼んだ。

『はっ はぃ。なんですか?』
 
『携帯。』
 
『はぃ....? 』

先輩が何言ってるのかわからなかった。
 
 
『だから携帯貸せってんだろ。何回も言わせんな。』
 
『すいません すいません。』
(怖いよ〜)

わたしはあわてて携帯を渡した。
 
 
『電話鳴ったらすぐここ来い。5分いないだ。』
 
(そんなん無理だよ...)
 
『返事は?』

『はっ...はぃ。』

わたしは携帯を返してもらうとあわてて教室に戻った。
 
  
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