男装即バレ従者、赤ちゃんを産んだらカタブツ皇帝の溺愛が止まりません!
「プロスペール元帥閣下の葬儀は終了、これにて解散とあいなります。お集りの皆様には、宮廷前の馬車停めに順に移動をお願いいたします。なお、近親者及び閣下との交流が深かったの皆様には先にご案内の通り、閣下の生前の功績を称える晩餐会を午後七時より大ホールにて執り行いますのでお越しください。晩餐会に参加される方は、時間まで控えの間で待機をお願いいたします」
サイラス皇帝陛下の終了宣言に続き、進行役が今後の流れについてアナウンスをすれば、参列者の多くはゆっくりと馬車停めへと移動を始める。
「やったぁ! これでやっとお部屋に戻れるね」
当然、近親者である私たちは晩餐会に参加することになっており、控えの間での待機と聞かされたセリウスは声を弾ませた。私は先の問いかけが有耶無耶のままになったことに安堵の胸を撫で下ろしつつ、無邪気な笑みを浮かべるセリウスの頭をポンポンッと撫でた。
「ねぇセリウス、花壇のお花がとっても綺麗だわ。控えの間に戻る前に、少しだけ庭園をお散歩しない?」
「うん、いいよ!」
サイラス皇帝陛下の終了宣言に続き、進行役が今後の流れについてアナウンスをすれば、参列者の多くはゆっくりと馬車停めへと移動を始める。
「やったぁ! これでやっとお部屋に戻れるね」
当然、近親者である私たちは晩餐会に参加することになっており、控えの間での待機と聞かされたセリウスは声を弾ませた。私は先の問いかけが有耶無耶のままになったことに安堵の胸を撫で下ろしつつ、無邪気な笑みを浮かべるセリウスの頭をポンポンッと撫でた。
「ねぇセリウス、花壇のお花がとっても綺麗だわ。控えの間に戻る前に、少しだけ庭園をお散歩しない?」
「うん、いいよ!」