お見合い相手から溺愛されて困っています。
桜木さんは色々案内して、と言っていたが自分の意見も言ってくれる。
それがとても心地いい。
桜木さんの反応に楽しんでもらえてるって思えるから、2人で来てるんだって感じるから。
ポップコーンの味比べをしてみたり、アイスを食べ歩きしてみたりしていると桜木さんが副社長だなんてすっかり忘れてしまった。
肩書きではなく桜木さんという個人として見ていたことに私の中で変わっていた。
桜木さんは自然と私の手を握っており、私も自然と握り返していた。むしろ気がつくと私からも自然と繋ぎにいってた気さえする。
今日1日とても自然で、むしろ昔から付き合っていたのかもと思うくらい居心地が良かった。
私の好きなキャラクターが通りがかり、桜木さんに写真をお願いするが彼は私のスマホを受け取ると近くにいたスタッフに撮ってもらえないかお願いしていた。
「ほら、写真撮ってくれるよ!早く早く!」
私は慌ててキャラクターの隣に並ぶと桜木さんは私の肩を抱き並ぶ。
賢はこんなことしてくれなかった…
私がどんなにお願いしてもキャラなんて、と言って一緒に撮ってくれなかった。
他のカップルはみんな普通に撮ってるのに。
賢と比べてばかりいてはいけないと思うがつい比べてしまう。
しかも良い方に傾いている。
賢は何もかも自分中心だった…好きだったからか、もう結婚適齢期だからこれを逃してはいけない、なんて打算的なところがあったのかもしれない。
もっと周りを見渡すべきだった。
周りのカップルは彼が嫌がりつつも一緒に撮ってた。一緒に並んでた。
桜木さんはそんな当たり前のことを、当たり前じゃなかった私に教えてくれた。軽々と私の壁を飛び越えてきた。
肩を抱かれ写真を撮るがみんなが見てるし恥ずかしい。
でも…嬉しい。
スマホを受け取り確認するとはにかんでいる私と満面の笑みを浮かべる桜木さんがいた。
桜木さんのスマホに送信して、と言われすぐに送るとよく撮れてる、と喜んでくれる。
これが普通なの?
それとも桜木さんとだから??
それがとても心地いい。
桜木さんの反応に楽しんでもらえてるって思えるから、2人で来てるんだって感じるから。
ポップコーンの味比べをしてみたり、アイスを食べ歩きしてみたりしていると桜木さんが副社長だなんてすっかり忘れてしまった。
肩書きではなく桜木さんという個人として見ていたことに私の中で変わっていた。
桜木さんは自然と私の手を握っており、私も自然と握り返していた。むしろ気がつくと私からも自然と繋ぎにいってた気さえする。
今日1日とても自然で、むしろ昔から付き合っていたのかもと思うくらい居心地が良かった。
私の好きなキャラクターが通りがかり、桜木さんに写真をお願いするが彼は私のスマホを受け取ると近くにいたスタッフに撮ってもらえないかお願いしていた。
「ほら、写真撮ってくれるよ!早く早く!」
私は慌ててキャラクターの隣に並ぶと桜木さんは私の肩を抱き並ぶ。
賢はこんなことしてくれなかった…
私がどんなにお願いしてもキャラなんて、と言って一緒に撮ってくれなかった。
他のカップルはみんな普通に撮ってるのに。
賢と比べてばかりいてはいけないと思うがつい比べてしまう。
しかも良い方に傾いている。
賢は何もかも自分中心だった…好きだったからか、もう結婚適齢期だからこれを逃してはいけない、なんて打算的なところがあったのかもしれない。
もっと周りを見渡すべきだった。
周りのカップルは彼が嫌がりつつも一緒に撮ってた。一緒に並んでた。
桜木さんはそんな当たり前のことを、当たり前じゃなかった私に教えてくれた。軽々と私の壁を飛び越えてきた。
肩を抱かれ写真を撮るがみんなが見てるし恥ずかしい。
でも…嬉しい。
スマホを受け取り確認するとはにかんでいる私と満面の笑みを浮かべる桜木さんがいた。
桜木さんのスマホに送信して、と言われすぐに送るとよく撮れてる、と喜んでくれる。
これが普通なの?
それとも桜木さんとだから??