年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

「二人とも、お疲れ様でした。ごめんね、急な撮影に付き合わせちゃって。でも助かったわ。それにしても、ふたりとも可愛かったわよ。監督も絶賛してた。やっぱりモデルやってみない?Keiだけじゃなくて、二人で。恋人同士の仕事も結構あるのよ。どうかしら、考えてみてよ」

「私も、ですか?啓太みたいにスタイル良くないし。すべてが普通ですよ、私」

「優菜はそんなことないって。でも優菜がモデルやったら俺、やきもち妬くかも。そしたら優菜が張り紙して学校中を歩いてくれる?」

「いやだよ、バカ!」

「仲が良いのね。そうそう、これ契約書なんだけど。二人ともまだ未成年だから親の承諾が必要なのよ。よく読んでから決めてくれる?」

「はい、一応もらっておきます。それと、俺たち啓太と優菜って言います」

「啓太くんと優菜ちゃんね。よろしくね」

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