年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

「そうそう、今回のメイキングだけでもA-TOPSに載せていいかしら?アルバムが3月発売だから、3月号になるんだけど。もしモデルを断ったとしても、この記事だけはお願いします!」

私と啓太は顔を見合わせて、うなずいた。

「それは、いいですよ。その代わり、一つだけ条件があります。聞いてくれます?」

啓太、何をお願いするんだろう。

「俺の9月号に載せた写真、優菜を切ったでしょ?その写真、俺たち2人で写ってるのを載せて欲しい。写真は小さくてもいいんで」

「やだ、啓太。もし私がブサイクだったら最悪じゃないのよ」

「大丈夫よ、優菜ちゃん。可愛く写ってたから。じゃ、3月号のメイキング、楽しみにしててね」

『ありがとうございました。よろしくお願いします』

寺田さんにお礼を言って、撮影所を後にした。


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