年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました
「あのね優菜。お母さん、豊喜さんとお付き合いさせてもらってるの。ずっと話さなくてごめんなさい」
「って、若く見えますけど、豊喜さんは何歳なんですか?」
「僕は33歳、商社に勤務するサラリーマンです。裕美さんとは3年のお付き合いになります」
「お母さん!5歳も年下じゃない!しかも3年もお付き合いしてるの?聞いてないよ、そんなの」
「でもね、年齢は関係ないのよね。本題なんだけど、お母さんね豊喜さんにプロポーズされたの。でも優菜がイヤだったら結婚はしないわ」
「それ、本人がいる前で話せると思う?私は今日初めて会って、どんな人か全然知らないのに。イイもイヤも分からないよ」
それまで黙って聞いていた啓太が口を開く。
「俺、お邪魔じゃないですか?一応、部外者だし」
「啓太くんにも関係する話なのよ。だからいて欲しいんだけど」
「お母さんの再婚話がどう啓太に関係してるのよ」
お母さんが事情を話し始めた。