年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

「この雑誌は北海道でも手に入るのかしら?」

「はい、これは全国紙なのでコンビニとかに置いてありますよ」

「じゃ、いいじゃないの。おじいちゃんたちも雑誌で啓太と優菜さんが見られたら嬉しいわよ」

「とりあえず、次は3月号に載る予定になってます。その先は契約次第なんですけど。それで、この契約書を読んでもらえませんか?」

私はA-TOPSの契約書を啓太のお母さんに渡した。

「細かくて読むの面倒だから、後で優菜さんのお母さまに聞いておくわね」

えっ?啓太にそっくり。啓太が勉強を嫌がるのって、このお母さんの影響だったんだ。なんか納得。

洗い物を終えた啓太が戻ってきて。

「何を話してたの?」

「優菜さんからモデルの話を聞いていたの。結局は契約してもしなくてもとりあえず私のサインを書いておけばいいんでしょ?あとは2人で考えて決めたらいいわよ」

「そうだね。よろしく頼むね。あとは優菜と考えて決めるから」

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