年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

二人での楽しい夕飯が終わり、啓太が「ごちそうさま」した後、使ったお皿を洗おうとしたから、

「洗わなくていいよ。私が後で片づけるから」

そう言っても啓太は

「これくらいやらせてよ。優菜は食事を作ってくれたでしょ?俺は洗い物くらいしかできることないんだし、ね」

「本当にいいのに。ありがとう」

「あとさ、お弁当もご馳走様でした。一緒に弁当箱も洗っとくね」

「あのさ、明日からもお弁当は作ってもいい?これは私が作りたいの。食べてくれる?」

「もう、優菜!なんでそんなに優しいの?俺、毎日優菜への好きが積もってくんですけど。ね、優菜、ちょっと俺の隣に来て」

「ん?なに?」

啓太は洗い物をしている手が泡だらけでシンクの前から動けないから、私を呼んだ。

「優菜、今なの。今がしたい時なの。俺、泡だらけで手が離せないから。優菜から、して」

啓太はそう言って、少し屈み、首を傾けて私を見つめる。

か、可愛い!! 啓太のその仕草。私の胸がキュンって鳴く。

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