美しい夢を君とⅡ

私たちが住んでる県を端から端まで行くんだ



住んでる人たちにとっては迷惑だよね




うん。知ってる。





「美夢、準備できた」


「はーい」




外に出ると無数の光



みんなバイクに乗って準備万端らしい




私たちは先頭へ




1番後ろは和樹たち













特攻服を羽織った玲夜が手を挙げた



出発の合図だ



隣にいる結華と拳を合わせる




お先にどうぞ




その意味を込めて手を振ると走っていく結華



オレンジの龍




かっこいい






さ、私も行きますか













ーー





1時間ぐらい走って海沿いに着いた




対向車線からはたくさんの光




すれ違いざま見ると相手もこっちを見ていた




「あれ炎舞だったよねー!!!!!!」




バイク当たるんじゃないかってぐらい近寄ってきた陸がそう叫んでる




「そー!!!!!!」




それに叫び返す私






今のは炎舞






こっちを見ていたのは玲夏ちゃんだった
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