美しい夢を君とⅡ

ーー




3時間以上もの暴走を終えて倉庫に帰宅



下っ端くんたちは疲れ果てたのか床に寝っ転がっている



そんな下っ端くんたちを横目に私たちは幹部室へ



翠苑とも雷神ともすれ違ったし、県の境目のとこでは知らない族ともたくさんすれ違った






にしても、






「つかれたーーーーー」




崩れ落ちるようにソファに寝っ転がる



「おい、俺が座れない」



そう言いながら容赦なく私の背中に座る玲夜



「お、も、い」


「じゃあどけ」


「へい」



仕方なくいつもの定位置へ



そして玲夜が座ったのを確認して余ってるスペースに寝っ転がる





頭は玲夜の方へ、足は肘掛けへ






こんな姿鳳竜に見られたらやばいよなぁなんて思う




「美夢、特攻服脱ぎなさいよ」


「んー、結華脱がして~」


「はぁ」




ため息をつきながらこっちに来る結華



優しい~なんて思っていたのが間違いだった











「重い重い重い!!!!」













そう、お腹の上に座ってきた



「あら、ごめんなさいね、ソファかと思ったわ」



笑いながらどいてくれる結華とそれを見て笑うみんな







平和だわぁ


ーーーーーーーー
< 102 / 410 >

この作品をシェア

pagetop