美しい夢を君とⅡ
「玲夜たちと会いたいんだけど」
「だからもういないんですよ、、」
「そんな冗談いいからさ。どこにいるの?」
「冗談だったら!!!!冗談だったらどんなに嬉しいことか!!!!!」
泣き叫ぶ和樹を見て嘘じゃないんだと思った
「なんで?なんで私だけ助かったの?だってみんなは私より後ろにいたんだよ??」
そう言ってさっきテレビで見たことを思い出した
私だけ運良く工事中のとこに飛ばされたんだっけ
なにそれ。
「私も死ねばよかったのに」
バチンッ!!!!
「何言ってんすか!!!みなさんが病院に運ばれて次々と亡くなる中、姫さんだけは生きてたんです!!それに!!姫さんまで死んじゃったら誰が龍音動かすんですか!!!玲夜さんたちの分も姫さんが生きなきゃ!!」
叩かれた頬が痛い
「ごめん。今は1人になりたい」
そう言うと部屋を出ていった和樹