美しい夢を君とⅡ
教室へ着いた瞬間咲に飛びつかれた
「えっ、なに」
「あのねあのね!!昨日街に龍音の幹部が居たんだって!!しかも全員!!!」
「へーそうなんだ。」
「もー!なんでそんなに興味無さそうなの!!」
だって私たちだもん
なんてまだ言わない
「別に興味がない」
「もー!龍音ってすごいんだよー!!」
ん、知ってる
ーー
昼休みになりいつも通りみんなで屋上へ
鳳竜にはごめんだけど来ないように言った
「話ってなんだ~」
そう言いながら入ってきたしんちゃん
「紅って知ってる?」
そう聞くと笑顔だったのに無表情になった
「なんでその名前をお前らが知ってるんだ」
いつものしんちゃんじゃない
雰囲気が一気に変わった
「最近、龍音、炎舞、翠苑、雷神が狙われてる」
そう言った瞬間、何かを決意した顔で話してくれた
「紅は俺たちが30年前に潰した族だ」
ーー