美しい夢を君とⅡ

ーー




倉庫に着いて玲夜たちに連絡するが誰も繋がらない


海さんにはさっき連絡したからすぐ来るはず





バンッ!!!!!!






「優雅、どういうことだ。なんでお前らが一緒にいたのに美夢が連れ去られたんだ。姫は狙われやすい。だから注意しろって言ったよな?」




いつもの海さんじゃない





炎舞の海さん





迫力がすごい





「すみません。まさかあんなとこで連れ去られるなんて思ってなかったんです」


「いい加減にしろよ!」




その瞬間胸ぐらを掴まれた




「海!!」





玲夏さんが止めようとする





「最初に言ったよな、美夢に何かあったら鳳竜を潰すって」


「、、、はい」



美夢が姫になってすぐ駐輪場で会った海さんに言われた言葉だ




「覚悟、できてんだよな」





その言葉に即答できない




思わず下を向いてしまう




「海、今はそんなことしてる場合じゃない。青空くんに連絡しないと」


「くそっ」そう言って離された手
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