美しい夢を君とⅡ
「優雅さっきの防犯カメラなんだけど男の姿を確認したら手に火傷みたいなのをしている。多分だけど」
律斗がパソコンの画面を見せながらそう言う
たしかに手に火傷みたいなのをしている
「それ見せろ」
海さんに見せると目を見開いた
「あいつ!!!!」
そして倉庫を出ていこうとしたら扉が開いた
スーツに黒のロングコートをきた男の人
写真でしか見たことないけどすぐに分かった
「青龍音、、、」
「もう現役じゃないから青空でいいよ。初めましてだね、鳳竜のみなさん。いつも妹がお世話になってます」
「い、いけめん、、、」
後ろから咲のそんな言葉が聞こえてくる
「海、今は落ち着け。やつらが動いてるから」
そう言って海さんとこっちに来る青空さん
やつらって誰だ?
「えーっと君が優雅くんかな?」
「あ、はい。大城優雅です。総長してます」
「そっか君が総長か。改めて、海と美夢の兄の柚月青空です。よろしくね」
そう言って微笑んでる青空さんは本当にかっこいい
「よろしくお願いします。それと、すみませんでした」
頭を下げると律斗たちも頭を下げているのが分かった
「俺たちがついてたのに、俺たちの姫なのにこんな事になってしまった。罰を受ける覚悟は出来ています。殴るなりなんなりしてください」
覚悟を決めてそう言うと「ははっ」と声がした
「殴るつもりもないし鳳竜には何もしないから大丈夫だよ。俺が今殴りたいのは美夢を連れ去ったやつだから」