美しい夢を君とⅡ
美夢side
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目が覚めるとベッドの上にいた




起き上がり、部屋を見渡すとどこかで見た事のある部屋





真っ白な部屋






そうか、夢で見た部屋だ






てことはこれも夢?






ガチャッ





「あれ?もう起きちゃったの?あの薬そんな効果無かったんだ」





扉から入ってきた男を見てはっとなった





「夢の中のおじさんじゃん、、、。てことはこれもやっぱり夢か、、、」


「君何言ってるの?これ夢じゃないよ、面白いこと言うね。あ、面白いこと言ってたのは昔からか」




そう言って私に近づいてくる




思わず後ずさる




「あんた誰」


「覚えてない?12年前、多分君がまだ小学生になる前ぐらいじゃないかな。一緒にここに住んでたおじさんだよ」





12年前?5歳の時?




知らないそんなの記憶にない




「名前は」


「林 信一です。よろしくね、柚月 美夢ちゃん」




気持ち悪い笑顔で更に近寄ってくる



「なんで私の名前知ってんの」


「だーかーら、一緒に住んでたんだって。それに俺は君のお父さんの知り合いだよ」
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