美しい夢を君とⅡ


「俺さ、紅って族の5代目総長だったんだよね」





その言葉に思わず目を見開いた




「知ってるでしょ?最近龍音とか狙われてたもんね。まぁ大丈夫。それも昨日までの話だから」


「ちなみに復活させたのは俺ね」なんて笑いながら言うやつ





「なんで、どうして龍音たちを狙ったの」


「なんでってそりゃ、龍音が憎いからだよ。いや、龍音と言うより君のお父さんかな」




お父さん?



そう言えばお父さんたちが潰したんだっけ




「それならお父さんを狙えばよかったでしょ、なんで炎舞とかも狙う必要があんの」


「だって君のお父さん今日本にいないでしょ、だから龍音と仲のいい炎舞たちを狙ったんだよ。まぁ鳳竜を狙ったのは君目的だけどね」




私目的?



てかこいつさっきから色んなこと知りすぎじゃない?




青空くんと海のこともそうだけどお父さんが海外に行ってるのを知ってるのとかおかしすぎ




「私を狙うなら私だけ狙えばいいじゃん」


「それじゃあつまらないでしょ」




「うっざ」




思わず本音が出てしまった





ツンツンッ




お腹を突っつかれてビクッとなる




「君、今の状況分かってる?」



そう言いながら指を上に滑らせていくやつ




「あー、これ邪魔だね」




キャミソールを胸の上まであげられた




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