美しい夢を君とⅡ

ーー



倉庫の扉を静かに開けると誰もいなかった





「なんだ、まだ寝てるのか」


「いや、起きてますけど」


「!!!うわぁ!!!びっくりした!!って和樹?」



後ろから声が聞こえてびっくり



「はい!姫さんおはようっす!」


「お、おはよう」




あれ?和樹って倉庫に住んでたっけ?



住んでないよね?




「なんで和樹いんの?」


「昨日ゲームやってたらいつの間にか1時だったんですよー!それで帰るのめんどいなー!って思って!今はコンビニ行ってました!アイス食べます!?」



そう言って袋からアイスを取り出す和樹



「あ、うん、ありがとう」


「姫さんはこんな朝っぱらから何しに来たんすか?」


「早く起きちゃったから暇でね。倉庫の掃除でもしようかなーって思って」



って何このアイス




普通のソーダ味の棒アイスかと思ったら口の中でぱちぱちしてるんだけど




思わず口を開けてしまった
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