美しい夢を君とⅡ
たどり着いたとこはコインパーキングだった
持ってきたパソコンを広げるとたしかに美夢の携帯はここにある
30台以上は止まっている駐車場
「手分けして探すしかないわね」
みんなで別れて探す
だけど全然見つからない
「ちょっとみんなこっち」
稜に呼ばれていくとフロントガラス以外から中が見えないように細工された車
みんなで覗くが人の気配はない
まさかと思い美夢の携帯を鳴らす
そして車に耳をつける
ブーッブーッブーッ
かすかに聞こえる音
この車ね
「稜この車の特定急ぐわよ」
「はいよ」なんて言いながらパソコンを開く稜
5分もしないで出てきた
契約者は林 信一 という男
誰?
「結華、いま海くんから連絡で男は紅の人間だと連絡が入った。詳しいことは後で話してくれるらしいがその男の家を調べろと」
「分かったわ」
稜と急いで男の住所を調べる
「出てきた」
男の家はここから1時間もするところだった
てことはここから更に他の車で移動したってこと?
「とりあえず行くぞ、紅は翠苑と雷神が潰すと」
玲夜の言葉に「分かったわ」と返す