美しい夢を君とⅡ


「どうした?」


『お疲れ様です!!今日姫さんって一緒ですか?』



その質問に倉庫にいない下っ端たちに連絡してなかったことを思い出す



「いや、実はーーーーーーーー」




事情を話すと、



『え?!じゃあやっぱり姫だよ!!』



と、電話の奥で誰かと話しているらしい



「どうしたんだ?」


『今風牙の下っ端と遊んでたんですけど龍音の幹部見かけたんです。それで付けてったら一軒家に行って扉壊して中に入ってって、出てきたと思ったら姫が抱かれて出てきたんですよ!』




風牙-ふうが-全国No.2
俺たちと同盟を組んでいる族だ






龍音?




海さんたちは龍音のことは言ってなかった




なぜだ?




「そうか、わかった。話したいことあるから倉庫にこい」



携帯を切り何が起きているのか考える







「どうした?」



また海さんが誰かと電話し始めた



「そうか、わかった。ありがとな」



そしてこちらへ来る




「龍音によって美夢は無事だ。俺たちはもう帰る」


「待ってください。どうして龍音が美夢を助けたんですか」



「それを聞いてお前はどうするんだ」



どうするか。そんなの考えてなかった




「お前に言う必要はない」




その言葉を最後に海さんたちは帰って行った




「ねぇ優雅、もしかして私たち炎舞と同盟解消されちゃうのかな、、、」


「かもしれねぇな、、、」



落ち込む咲にこれ以上何かを言うことが出来ない




すべて俺の責任なんだ




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