美しい夢を君とⅡ
廊下で結華に抱かれている美夢
「結華」
そう呼ぶとこちらを見てくる結華
目が赤く泣いたことがわかった
それとともにいつにも増して怒っていることも
「一旦倉庫戻るぞ」
「えぇ」
美夢を抱き上げて外に出る
すると1台の車が来た
「蓮?どうしているんだ?」
「結華に呼ばれたんだ。バイクじゃ美夢乗せれないだろ。早く乗れ。後ろに鳳竜の下っ端がいる」
その言葉に遠くを見るとたしかに男2人がいる
「結華、海くんに鳳竜の下っ端に見られたこと伝えろ。それと俺のバイクは、、、」
「玲夜大丈夫だ。智也が乗って倉庫まで行く」
車の後ろから降りてきた智也
「よっ、ほれ、バイクの鍵よこせ」
「智也、すまないな。頼んだ。鍵は結華が持ってる」
「ほいよ」
返事を聞いて車に乗り込む
美夢の顔を見ると涙の跡がまだ残っている
だけどこれは美夢の涙じゃない?
結華か
さっきの結華の顔
あれは何かを決意した顔だった
「行くぞ」
その言葉とともに発進した車
美夢、帰ろうな
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