美しい夢を君とⅡ
結華side
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バイクを乗っている間も怒りが止まらない




紅は翠苑と雷神が潰したと連絡を受けた





そんなのどうでもいい。




鳳竜を許せない














倉庫に着き、中に入ると下っ端たちが心配そうに近寄ってくる




「美夢は無事よ」




一言そう言うと喜ぶ下っ端たち





その声を聞きながら幹部室に行く





10分も経たずに玲夜がきた




「あれ美夢はどうしたの?」


「家に届けてきた。青空くんも海くんもいるから」


「そう」



そうよね、その方が安全だし安心だわ





みんなで座り無言の時間が流れる






「結華どうした」




そう玲夜に聞かれて「なにが?」と返す




「手」




手?




あ、、、




自分の手を見ると強く握りしめてたみたいで血が出ている





「大丈夫よ」


「大丈夫じゃないだろ、言え。副総長命令だ」





こんなとこで副総長命令なんて使うんじゃないわよ




そう思って玲夜を睨む




「早く」


「さっき美夢の身体を見たの。そしたら胸にやつが付けたであろう痕がたくさんあった」




そう言うと目を見開く稜と陸と香純




玲夜は静かに目を閉じている




怒りを抑えているんだろうな
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