美しい夢を君とⅡ
目の前には鳳竜の倉庫
今日は学校を休んだ
そして結華たちも休んだらしい
鳳竜は分からない
今倉庫にいるのかも確認していない
だけど連絡するより来る方が早いと思った
「じゃあ、ここで待ってるから」
「うん。玲夜ありがと」
意を決して倉庫の扉を開ける
「姫?!」「え?!姫さん!?」
みんながビックリしている
「みんな心配かけてごめんね。もう大丈夫だから。優雅たちいる?」
「無事でよかったです!はい!みなさん朝から上にいますよ!!」
朝からってことはやっぱり鳳竜も学校行ってないんだ
「ありがとう」
そう言って幹部室へ
ガチャ
最初に目が合ったのは優雅
他のみんなもこちらを見て固まっている
「美夢?」
「私しかいないでしょ、あ、これ私の鞄だよね。ごめんね。持って帰るわ。」
鞄を回収してまた扉のところに戻る
「美夢!!!」
愛那と咲に抱きつかれた
「2人とも心配かけてごめんね」
「私たちが悪いの!!!」
そんなことないよ
「美夢座れ」
優雅に言われるけど首を横に振る
「どうして座らないの?」
相変わらずかわいい愛那にそう聞かれて「話が終わったらすぐ行かなきゃいけないの」と言う
「話ってなんだ」
「うん。愛那と咲座って」
2人が座ったのを確認して話し始める