美しい夢を君とⅡ
「鳳竜の姫を辞めます」
「だめだ。
と言いたいところだが俺達には止める権利なんかない。」
優雅の言葉にみんなも悔しそうにしている
「海が色々迷惑かけてごめんね。鳳竜は潰さないから大丈夫」
「俺たちは美夢を守れなかった」
「勝手に行動した私が悪いから。それに狙われてたのは私なんだから」
そう言うとみんながこっちをみて固まっている
ん?
「どういうことだ?」
あ、そっか知らないのか
「実はね、今回の犯人は紅って族で30年前に龍音の初代、私のお父さんによって潰された族なの。それでーーーーーーーーーー」
昔誘拐されたこと、お父さんたちが初代なことを話すとビックリしているみんな
「青空さんが言ってたのはそういう事か」
優雅の言葉に「何それ」と聞き返す
「青空さんが言ってたんだ。"龍音は美夢のためだったらなんでもするよ"って。初代の娘だからって事だったんだな」
あー、うん。まぁそう言う事にしとこう
「最後に姫としてお願いがある。みんなで遊びに行かないか」
最後のお願いか
「うん。いいよ」
鳳竜の姫として楽しく過ごそう
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