美しい夢を君とⅡ
そんな声とともに勢いよく発進した
え?!早すぎん!?
早すぎて首飛びかけたんだけど!!!
後ろからは咲の「ぎゃぁあああああ!!!」という叫び声が聞こえてくる
そして隣からは笑い声
いや優雅笑いすぎでしょ
それが面白くて私まで笑ってしまった
朝から居て気づいたら16時だった
何回も同じ物に乗りまくって気分は最高潮
「最後はあれだよね!!」
咲が指差すのは観覧車
観覧車って6人で乗れたっけ?なんて考える
まぁ行けるのか
そんなことを思いながら並ぶ
「お次の方どうぞ~」
その声に最初に乗る
次の乗ってきたのは優雅
すると扉が閉まった
え?
外を見ると4人が笑顔で手を振ってどこかに行ってしまった
「え?」
「俺と2人は嫌か?」
「いや、別にそうじゃないよ」
むしろ嬉しい
なんて言わないけど