美しい夢を君とⅡ
「返事はすぐじゃなくていい」
「え?」
「ゆっくり考えてほしい」
「、、、分かった」
「ん。じゃ、この話は終わり
お願いがあるんだ」
お願い?
「なに?」
「鳳竜の姫を辞めても愛那と咲とは」
そこまで言った優雅の言葉を遮る
「私は愛那と咲と友達になったの。もちろん優雅たちも友達。だからこれからも仲良くしたいと思ってる。ただもう姫として鳳竜の倉庫には行けない」
「ふっ」と笑われた
「そうか。ありがとな」
優雅の笑顔を見て一呼吸する
「あのね、今はまだ言えないけど近々鳳竜のみんなに言いたいことがあるの。時が来たら倉庫に行かせてもらう」
「分かった。待ってる」
お互い目が合い思わず笑う
「おかえりなさーい!」
キャストさんに迎えられて外に出る
「おっかえりー!」
咲たちが歩いてくるのが見えた
「楽しかったー?!」
「うん。すごく楽しかったよ」
「じゃあ帰ろっか!」
行きと同じように優雅の後ろに乗って鳳竜の倉庫へ
最後に下っ端くんにも挨拶をしたいとお願いをしたんだ
倉庫に入るとたくさんの下っ端くんがいた