美しい夢を君とⅡ
「まぁ美夢は優雅に言われた方が嬉しかったんじゃねーの」
「どうして?」
「だって美夢、優雅のこと好きじゃん」
それを言われてさっき告白されたことを思い出した
なんで私即答出来なかったんだろ
どうしてあのとき他の人の顔が浮かんだんだろう
「おい、無視か」
「え?なに?」
「はぁまぁいいや。そういえば結華からの伝言。
今週の土曜女子会だと。場所は龍音の倉庫。その日、炎舞たちも来るから。倉庫騒がしくなるぞ」
「おっけ」
って今日が木曜だから明後日じゃん
「帰るか」
「うん」
公園から家まで5分ぐらいだから歩いて帰る
バイクを押す玲夜は少し辛そう
玲夜も大きくなったよなぁ
幼稚園の頃なんて私より身長低かったのに
顔もどんどんかっこよくなっちゃってさ
いつか彼女出来るんだろうなぁ
どんな彼女出来るのかな
「玲夜のタイプってなに」
「はぁ?突然なに」
「玲夜彼女出来たことないでしょ。だからどんな人がタイプなのかなって」
「それ言ったら陸以外恋人いたことないだろ」
あ、たしかに
陸は女の子大好きだから中学の頃からいつも彼女がいた
最近は居ないみたいだけど