美しい夢を君とⅡ
「で?どんな子が好きなの?」
そう聞くとまた「はぁ」とため息をつかれた
教えてくれたっていいじゃん
なんて思っていると
「可愛いよりは美人な人」
「え?」
「だから可愛いよりは美人な人が好き」
「後は??」
「みんなの前ではクールに見えるけど仲のいい人の前ではうるさい人とか」
なにそれ
「あははっ、そんな人いる?」
思わず笑ってしまった
「いるだろ」
いるのかなぁ
「現れるといいね」
そう言うと何故か止まる玲夜
「え?どうしたの?」
こっちを向いたと思ったら頭に手を置かれた
え?
って
「ちょっと何してんの」
「髪の毛ぐしゃぐしゃにしてる」
「やめなさい」
中々やめない玲夜
睨むと睨み返された
「ふっ」
思わず吹き出すと玲夜も笑い始めた
私たち何してんだろ
「他人の家の前でイチャイチャしないでくれる?」
そんな声が聞こえてきて辺りを見回すと家の2階の部屋からこちらを見る結華
あ、ここ結華の家の前だった
「いつから見てたの?」
「2人が公園にいる時からよ。カーテン閉めようと外見たら2人が目に入ったからずっと見てたの。じゃ、気をつけて帰りなさいね〜」
そう言って窓を閉める結華
「帰るか」
「そうだね」
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