美しい夢を君とⅡ
あっという間に3月に入った
学校ではお昼になると未だに鳳竜も一緒に食べている
「そろそろ教室戻ろっか」
そう言うと咲に話しかけられた
「ねぇねぇ美夢」
「どうしたの?」
「あのね、3人で話したいことがあるんだ」
咲の後ろには愛那もいる
「うん、いいよ。5限目サボろっか」
「うん!」
「てことだから。結華たち戻ってて」
「分かったわ」そう言って戻っていくみんな
「それで?なに?」
「あのね、最近優雅の様子がおかしいんだ。」
心配そうな顔で愛那が言った
優雅の様子がおかしい?
「ごめん。それを私に言われてもどうすることも出来ない」
「だよね、でもね」
何かを言いかけて止める咲
そして愛那の顔を見ている
どうやら助けを求めるらしい
「はぁ。あのね。多分原因は美夢なんだ」
愛那の言葉に「は?」と言ってしまった
「遊園地に行った日優雅に告白されなかった?」
え?なんで知ってんの?
あ、優雅が言ったのかな
ならいっか
「うん。されたよ」
「はぁやっぱり」
え?知らなかったんかい