美しい夢を君とⅡ

ーー


学校に着いたのはいいものの誰もいない




いつもは早い香純たちがこの時間に居ないってことはみんなも休みなんだ





私も休めばよかった






「美夢おはよー!!」


「あ、咲」




咲ってほんといつも元気だよね。羨ましい




「おはよ、今日みんな休みなのか?」



咲の後ろからきた優雅のにそう聞かれ「多分」と答える




「そうか、ちょっと聞きたいことがあるんだ」














そう言って連れてこられたのは鳳竜のたまり場




中に愛那たちもいた





「話って何?」


「この間、夜みんなでコンビニに行ったんだ。そこで美夢と玲夜を見た。」




この間?





あぁ、あの日か





「玲夜が5人の男をあっという間に倒してた。どういう事だ?」





そんなの玲夜が龍音の幹部だからに決まってんじゃん




なんて言ったら怒られちゃうよね





「玲夜のお姉ちゃんが誰か知ってるでしょ、昔から玲夏ちゃんの喧嘩の練習相手は玲夜だったから」


「あー!だから玲夜強かったんだ!!」




ほんと咲ってなんでも信じてくれるよなぁ




まぁこれは事実だけど



< 207 / 410 >

この作品をシェア

pagetop