美しい夢を君とⅡ

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波の音と潮の匂い





3月の海はまだ少し寒いけど今の私には丁度いい





結局行く場所が決まらなくて海に来た





ここは毎年みんなで遊びに来る場所





ここなら何時間でもいれる






今はまだ10時だから時間は沢山ある





そう思っていた
















ふと前を見ると太陽が沈みかけている





茜色の空がすごく綺麗






時計を見ると16時






そろそろ帰ろうかな





ブーッブーッブーッ




「なに」


『お前どこにいんの。なんで学校にいないの』




めちゃくちゃ怒っているのは海





「ごめん。1人で考え事したかった」


『そうならちゃんと言ってから出かけろ』


「ごめん」


『それで?どこにいんの?』




言いたくない、言ったら絶対くる




「大丈夫、バイクで来てるから。23時までには帰るから。じゃ」




海が何か言っていたが切ってしまった






はぁ、、、





なんか疲れたなぁ、、、





もう何も考えたくない
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