美しい夢を君とⅡ
「どんな人?」
「んーっとね、かっこよくて仕事も家事も出来て優しくて私を守ってくれる人。なにより笑顔が優しいんだ」
あ、それ智也が言ってたのだ
てかそれって
「青空くんみたいだね」「青空みたいだな」
海とハモって思わず二人で笑ってしまった
「そうだよ」
「え?ごめん今笑ってたから聞こえなかった。なんて?」
「だからそうだよ」
そう笑顔で言う萌菜ちゃん
そうだよ?
「えーっと?」
海の方を見るけど海も分かっていない
「海、美夢。改めて紹介します。
今度俺と結婚することになった高石 萌菜さんです」
へ?
今青空くんなんて?
結婚することになった?
俺と?
俺と!?
「「ええぇぇぇぇぇええ!!!!!」」
その日、私と海の叫び声が家中に響き渡った
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