美しい夢を君とⅡ
玲夜と話せなくて悲しい
玲夜の後ろに乗れなくて寂しい
玲夜のことを考えると頭からずっと離れない
その他にもいろいろ
「でね、玲夜もいつかは誰かの彼氏になるんだなって思ったら嫌だなぁって。」
最後にそう言うと「はぁ」とため息をつかれた
「まだ気づかないの?」
なにが?
なんてもう聞かない
何時間もこの海を見ながら考えた
そしてたどり着いた
「私が好きなのは玲夜」
そう言うと「ふふっ」と笑われた
「やっと気づいたのね。遅すぎよ」
「遅すぎってなんで?」
「だって美夢が玲夜のこと好きなのなんて昔からじゃない」
え?いやいやさすがにそれはないでしょ
「そんなわけないって顔してるわね」
げっ、バレてる
「何年一緒にいると思ってるの。美夢の考えてることなんて丸わかりよ」
ははっ、まぁそうだよね
他人には何考えてるのかよく分からないって言われるけど結華と玲夜だけには昔から美夢って分かりやすいよねって言われてた