美しい夢を君とⅡ



「それで?美夢はどうしたいの?」




どうしたいか、、



それだけはどれだけ考えても分からなかった





「今の関係を壊すのが怖い。私はただ玲夜と笑いあってたいだけ。」


「じゃあずっとそのままでいることね。そのうち玲夜に彼女ができる。それでもいいなら」




玲夜に彼女、、、




いやだ、、、




「美夢、好きなら好きって伝えなさい。そうしないと何も変わらない。今の関係を壊すのが怖い?そんなの分からないじゃない」




真剣な目で見られて目を離すことが出来ない





「恋なんだから。当たって砕けろって話よ。砕けたら砕けたで私が慰めてあげるわ。」




砕けたくないんだけどな





「結華ありがとう。告白はまだしない。だけど玲夜と話してみる」


「そう。じゃあ帰りましょうか」













バイクに乗る直前携帯を見て「あ」と言う結華





「どうしたの?」


「私の話も聞いてもらっていい?」





結華の話?




「うん。いいよ」


「じゃあさっきのとこ戻りましょう」





そう言って歩き出す結華に着いていく




さっきまで私たちが座ってたところにもう一度座る





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