美しい夢を君とⅡ
「美夢と話がしたいと思って倉庫に行ったらここに連れてこられた」
あぁなるほど
でもちょうどいい
「私も話がある」
2人で砂浜を歩く
もう5分も歩いてるけどずっと沈黙
何から話せばいいのか分からない
「美夢」
「なに?」
立ち止まる玲夜
「ごめん。あの時最低だとかいってごめん」
目の前には頭を下げる玲夜
違う、違うんだよ
玲夜は悪くない
「玲夜頭上げて?悪いのは私だから」
「美夢は何も悪くない」
「いやいや100%悪いの私だから」
「俺の言い方が悪かった」
「いいから頭上げて!そんで聞いて!」
そう言って無理やり頭を上げる
「み、美夢?」
いきなりの私の行動にビックリしている玲夜
「私が優雅を振った理由。将来が想像できなかったって言ったでしょ。あれには続きがあるの。優雅との将来は想像できなかった。優雅のことが好きなはずなのに。
だけど他の人との将来は想像できたの。それに戸惑っちゃって、どうしていいのか分からなかった。だから断ったの」
私の言葉にビックリしているのはなにも反応がない