美しい夢を君とⅡ
「他の人との将来は想像できたってそれは誰だ?」
「いまだまだ言わない」
"言えない"じゃない"言わない"
「そうか」
「うん。でもいつか言うから」
私の気持ちがちゃんと纏まったら、
玲夜、
君に告白するよ
だからそれまで待ってて
「じゃあ美夢は次の恋に向かうんだな」
「次の恋なのかは分からないけどそうだよ」
「そっか」そう言って海を眺める玲夜
「じゃあ、俺も頑張る。もう遠慮なんてしない。絶対手に入れる」
「ふふっ、頑張って」
「あぁ、お互い頑張ろう」
「うん!」
「よし、帰るか」
今度は2人並んで歩き始める
今までと変えることなんて何も無い
今まで通り玲夜と接していく
まずはそこからだ
「ほれ」
投げられたヘルメットを被り玲夜の後ろに乗る
玲夜好きだよ。
そう思っていつもより少し強めに抱きつくと鼻をくすぐるのは私が1番好きな匂いだった
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