美しい夢を君とⅡ
「えぇ、頭くっつけて仲良く寝てたわよ」
まじかああああ
「玲夜は美夢の睡眠安定剤ね」
「ふふふ」と笑いながら言っている結華
玲夜が私の睡眠安定剤、、、
「んなわけあるかぁ!!!」
そう叫ぶとともに部屋の扉が空いた
「今の叫び声なんだ?」
なんて言いながら入ってきたのは玲夜
後ろには陸、稜、香純もいる
「いや、なんでもない気にしないで」
「そうか。そろそろ行くぞ」
「はーい」
時計を見ると既に17時半だった
なんか今日はあっという間に時間が過ぎてる気がする
下に降りるとなぜか並んでいるのは私たちのバイク
しかもピカピカしてる
「姫さん!!!これから鳳竜のとこ行くんですよね!!バイク拭いときました!!!」
なるほど。だからこんな綺麗になってるのか
「和樹ありがと」
そう言って頭をポンッとして気づいた
「なんか身長伸びた?」
「気づきました!?実は高校に入ってから15cm伸びたんですよ!!!まだまだ伸びますよ〜!」
15cmも伸びたの!?
最近まで私より少し高いぐらいだったから今は175超えてんのかぁ
そりゃ頭ポンポンしずらい訳だわ
「行くぞ」
玲夜の声に慌ててバイクに乗る
「じゃ、お留守番よろしく」
「はい!行ってらっしゃい!!!」
下っ端たちに見送られて倉庫を出た
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