美しい夢を君とⅡ


「香純、今まで黙っててごめんな。
俺は龍音の人間だった」


「陸、俺も龍音の人間だったんだ」



2人の告白に驚きが止まらない





「2人は2代目総長、副総長候補だった」


そう言ったのはお父さん





「候補?」


「そうだ。2人は龍音結成当初から居たメンバー。そして2代目候補だった。だけど俺たちが引退する時にそれを伝えたら、俺たちと一緒に引退するって決めてたから総長、副総長はできません。って言われてな。
こいつらが跡を継いでくれてたらランクも下がらずにすんだんだけどなぁ〜」


「うっ、すみません、、、」


「でも俺たちが継いでたらもっと下がってたかもしれないですよ、、」


「俺らが見込んだ2人だ。下がるはずないだろ。
お前らが断るから急いで2代目決めてさ、ほんと大変だったんだぞあれ」


「、、、すみません」「すみません、、」



ニヤニヤしてるお父さんと落ち込む二人




お父さんこれ絶対わざとイジメてるな




「広大、もうやめてやれ」



しんちゃんにそう言われ「へーい」と言うお父さん





「京、豊。これからも子供共々よろしくな。
よし!飲むぞ!!」




え、まだ飲むの?




なんて思っていたら





「あの、これを機に私達も言いたいことがあるの」





と、陸ママが言った




香純ママと並び私たちの方を見てくる




なんだろ
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