美しい夢を君とⅡ


「あー!!!なんか疲れた!!寝る!!」



いやいやそこ私のベッドなんだけど、、



って思ったけど既に寝息をたてている香純



早ない?




「俺っちも寝る〜」



なんて言いながらベッドに寝っ転がる陸




なんか、うん。女子のベッドに寝っ転がる陸すごいよね。



まぁいいけども。




「美夢は?眠くないの?」


「うん。なんか色々びっくりしすぎて眠気飛んでった。結華は?」


「私も眠くないわ」



そういいながら本棚に行く結華



「久しぶりに見ましょ」



手に持っているのは小学校と中学校の卒業アルバム




「お、いいね」


「え、まじ?」「嫌だわぁ」



なんて言ってる玲夜と稜を無視して結華と床に座る















「うわ、なっつかし」



小学生の頃の修学旅行の写真



私たち6人でピースしている



「この頃の陸ってまだ可愛かったよね」



なんて言うと覗き込む3人



「ガキだな」



玲夜の言葉に「ふふっ」と笑ったのは結華



今はかっこいい陸だけど昔はすごく可愛かった



身長も1番低かったのに中学で一気に伸びて今では多分1番高いんじゃないかな




「玲夜と稜は変わらないよね。昔からかっこいい」



思ったことをそのまま言ったら稜と結華の笑い声が聞こえた




「え?なに?」


「なんでもないわ。正直者の美夢好きよ」



いや、笑いながら言われても。
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