美しい夢を君とⅡ
ーー


気づいたらお昼もすぎてた



それだけ夢中になれる場所



「美夢、見てみて。こいつちょーかわいい」


「ほんとだ」



いつにも増してはしゃぐ玲夜



こんなに笑ってる玲夜はレア




一生この笑顔を見ていたい



「ん?俺の顔なんかついてた?」



玲夜の顔を見ていたらそんなことを言われた



「え?あ、ううん。楽しそうだなって」


「そういう美夢もずっと笑ってるぞ」


「あ、やっぱり?自分でもわかる」


思わず2人で笑う



この時間が永遠に続けばいいのに














「そろそろ行くか」


「うん」



そう言って来たのはいつのも海



靴を持ちながら砂浜を歩く



夕日が沈みかけていて海がオレンジ色だ





どうしよう、いつ告白すればいいの?




どのタイミング?




あー、結華たちに聞いてくればよかった






「美夢」


「ん?なに?」



呼ばれて思わず立ち止まると「歩きながら話したい」と言われて再び歩き出す




「美夢はさ、好きな人のどんなとこが好きなんだ?」



いきなりの質問にびっくりしたけどなんとなく聞かれるんだろうなとは思ってた



「んー、優しいとこ」
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